平成26年度 通称寺の会研修会が「橋寺放生院」で行われました


平成27年1月27日

平成26年度 通称寺の会研修会が「橋寺放生院」で行われました


「橋寺放生院 」 宇治市宇治東11
        京阪宇治駅下車南へ100m




研修会は「通称寺の会」会員寺院の研修と親睦を兼ねて会員寺院で毎年行われます

本堂にて、会員一同読経の後、御住職がお寺の由緒など丁寧に説明されました。




橋寺放生院は、推古天皇十二年(604)聖徳太子の発願により秦河勝が建立という大変な古刹です。




その後大化二年(646)に僧道登により宇治川に橋が架けられ、安全祈願のため堂塔を建立し、 弘安二年(1281)西大寺の僧叡尊により堂塔修理し、今日の本尊地蔵菩薩を彫し、聖徳太子の念持仏地蔵菩薩を胎内に納めました。




一方、叡尊律師は宇治橋を新たに仮設し、宇治川で死した生類慰霊の為、塔の島に十三重の塔を建立し、当寺で盛大な放生会を営みました。


以来、御宇多天皇より宇治橋の管理をまかされ、宇治橋の守り寺と称されました。




宇治橋断碑は天平時代作と推定され、僧道登が宇治橋を架けた経緯を格調高い名文で刻んだものです。


碑の風化を防ぐため、お堂の中で大切に保存されています。





本尊地蔵菩薩は御丈1.9mという大きな仏様です。

御住職のお許しを得て、特別に間近に拝ませていただきました。




およそ七百年前に造立され、ほとんど修理などされたことが無いそうです。しかし、御衣の文様は精緻で色鮮やかに残されています。


大切にお守りされてきたことが良く分かります。






宇治橋の袂で、このような素晴らしいお地蔵様にお会いできて会員一同感激していました。







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